でも…
「たまたま最近仕事で失敗して、ちょっと落ち込んでるだけ。
別に数日経ったら直ってるから、大丈夫よ」
「…本当かなぁ」
愛佳はそう言うと、カズキの言葉を無視して傍にあるパフェを何気なく手に取る。
そんな愛佳の姿を見て、俺もミキちゃんに問い掛ける。
…そう言えば、パフェが食べたいんだっけ。
「あ、ミキちゃんどれ食べる?
イチゴとチョコレートと…フルーツパフェがあるけど」
俺がそう言って問いかけると、ミキちゃんが嬉しそうな笑顔で答えた。
「いちごー!」
…………
…………
鏡子 side
修史さんとミキちゃんが出かけてから数時間後。
夜の21時になると、ようやく二人が帰って来た。
「ただいまー」
「!…おかえり、」
あたしはそんな修史さんの声を聞くと、玄関まで出迎える。
なんせ今回の同窓会は、修史さんに他の女の子が近づくと嫌だから、わざとミキちゃんも連れて行かせたしかなり安心だったと思う。

