2人だけの秘密。



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翌朝。


今日は修史さんはシフト上仕事がお休みで、あたしは開店から閉店までずっと仕事をする日。

修史さんに見送られながらマンションを後にすると、あたしはいつものように店に向かった。




しばらくしてようやくそこに到着すると、更衣室で着替えたあと掃除をしに売り場に入る。



…しかし…。



「おはようございます、」



「………」

「………」



そこに入っていつもみたいに挨拶をするけれど、既に売り場にいる夏木さんや吉河さんは何故か全く挨拶を返してくれない。


……あれ、聞こえなかったかな?


そう思って、あたしは商品棚の埃をとっている吉河さんにもう一度挨拶をしてみた。



「吉河さん、おはようございます」



あたしがそう言うと、吉河さんはようやくあたしの方を振り向く。

そのことに安堵していたら、次の瞬間吉河さんが怒ったような口調で言った。



「……あなた、いい加減にしなさいよ」