あたしが名前を呼ぶと、修史さんがくるりとあたしの方を向く。
そんな修史さんに緊張しながらも、あたしは右の方にある広い公園を指さして言った。
「こっ、公園にでも寄って行きませんか?」
「え、」
勇気を出してそう言うと、修史さんがキョトン、とした顔で言う。
「別にいいけど…何かあるの?」
そう言って首を傾げるから少し恥ずかしくなったけど、あたしは修史さんの手を握って、
「お散歩がしたいです、」
そう言うと、半ば強引に修史さんを公園に連れて行った。
「……お散歩、ねぇ」
そんなあたしの後ろで、修史さんが独りそう呟く。
公園にはあまり人はいなくて、それに夕陽が凄く綺麗で自分の気持ちをちゃんと伝えるには最適の場所だ。
だけど、意識しだしたらまた物凄い緊張があたしを襲う。
修史さんの隣をゆっくり歩いていると、ふいに修史さんが言った。
「………ねぇ、鏡子」

