2人だけの秘密。



…うわ、何だか緊張する…。

修史さんとこうしていると、今更だけど「デートしてます」って感じ。


そう思ってあたしが、



「…ペンギン、カワイイですね」



ってそう言ったら、修史さんは…



「鏡子、緊張しすぎ」

「!」



そう言って、あたしの頭の上にぽん、と手を乗せた。

その言葉にあたしが顔を上げて修史さんを見ると、修史さんが少し笑って言葉を続ける。



「んな緊張しなくたって、平気だよ」



俺と鏡子しかいないんだし。


修史さんはそう言うと、今度はあたしを連れてすぐ傍にある階段を下りた。



「……」



…だって、好きだから緊張しちゃうんだもん。

修史さんは平気なんだ…。

もしかして、こういうの慣れてるのかな。

……って、そりゃそうか。修史さん、イケメンだもんね。



そう思いながら修史さんと手を繋いで次の場所に来ると、そこはさっきのイルカとペンギンのプールと繋がっている海のトンネルだった。

上を見ればさっきのイルカ達が仲良く泳いでいて、ペンギンも物凄い速さで泳いでいる。


そんな光景を黙って見ていたら、修史さんが呟くように言った。



「…まるで、空飛ぶペンギンだね」