2人だけの秘密。



そう言って、あまりにも悪戯に笑うから、あたしは恥ずかしくなって…。



「ほ、本当に何もないですよ!」



思わず顔を赤くしながらそう言うと、それを隠すように吉河さんに背を向けて値札シールを外した。



「あら、なーんか怪しいわね~」



吉河さんはまだそう言って可笑しそうに笑うけど、あたしは聞こえていないフリを続ける。


………だってだって、本格的に気づいちゃったんだもん。

あたしも修史さんのことが大好きだってこと。

それに、明日はいよいよ約束のデートの日だし、決めたんだ。

明日、修史さんにちゃんとはっきり告白の返事をしようって。


あたしはそれを思い出すとまた更に恥ずかしくなって、ドキドキが増した。

本当の修史さんのことはまだまだわからないけど、それはこれから少しずつ知っていけばいい。


っていうか、もう正直何でもいい。

修史さんと一緒にいたいよ…。