天使と悪魔







「さっさと答えろよ!」









無駄にうるさい奴だな








まぁ、ちょうどいいや





暇だったし








「別にいいよ」







私はそう答えると刀を出した





周りからは歓声が巻き起こる








私にではなくあいつに






「人間を痛めつけちゃってください!」



「なんなら殺してもいいっすよ!」






そんな馬鹿な声までもが聞こえる







殺す……ね……









「そんじゃ、行きますか!」