車が莉緒の家の前に着いた。

俺はすぐ、車から降りて
莉緒の家のインターホンをならした。

ピーンポーン


⁇「どちら様ですか?」

陸「莉緒さんに用がありまして」

⁇「どちら様ですか」

陸「莉緒さんに言っていただければ
分かると思います」

⁇「かしこまりました。
少々お待ちください」

そういって、その人は俺を
少し睨みつけて、莉緒のところに
いった。

なんで、名前を言わなかったかは
俺の親の会社と莉緒の親の会社は
対立してるからだ。

対立、会社の息子が家に
来たと分かれば、門前払いされる
だろうと思ったからだ。

しばらくして、さっきの人が
戻ってきた。

⁇「莉緒はただいま体調を
崩してまして、お引き取り願い
ますか」

陸「あっじゃあ、これ渡しといてもらえ
ますか」

⁇「かしこまりました」

陸「失礼します」

俺はお辞儀をして車に戻った。