「あっ!琴葉!さっきさ、部長から呼ばれてたよ?」
「えっ?嘘っ!早く言ってよ~!汗」
もう~!夏実のバカっ!早く言ってってば!あの部長、本当にうるさいから…
私は心のなかで愚痴を言いながら会議室へ向かった。
「あっ、あの、すみません!なんでしょうか?」
「古里にちょっとな頼みごとがあってな。『五十嵐グループ』って
知ってるか?」
『五十嵐グループ』?聞いたことある…。確か、他会社の大手有名デザイン会社だったような…。
「はい、聞いたことはあります。」
「その、『五十嵐グループ 』の次期社長に会ってくれないか?これは君のお父さんの命令だ。」
お父さん?父は有名会社の中の2番目にすごい会社の社長。でも、なんで、
私が『五十嵐グループ』の次期社長と会わなくちゃいけないの?
琴葉はいろいろと疑問が出てきた。
「まぁ、分かりました。」
「じゃぁ、よろしくな?」「はい。」
琴葉は会議室から仕事場に戻った。頭のなかは先程の話で埋まってる…
「ねぇ!なんの話だったのよ!」
「なんのって…なんかね?『五十嵐グループ』って知ってる?」
「い、い、五十嵐グループ!?あの、五十嵐グループ!?知ってるもなんも、
あの大手有名会社の社長の息子でここの会社の社長のグループじゃない!」
「え?ここの会社の社長のグループ!?知らなかった…!」
「で、それがなに!?」
「あのね、その、『五十嵐グループ』の次期社長と会うことになったの!」
「え、社長と?無表情王子と?!琴葉、頑張れ!」
「なに?『無表情王子』って?」
「えっ!?しらないの!?もっと仕事以外にも関心をもちなよ~(笑)その、ここの
会社の社長の『五十嵐 廉』っているのしってるよね?」
「うん、知ってるよ?」
「その人は社長ってだけあって、皆からのイメージは
昔から優しくていい人って感じであったの。でも、本物に会ってみたら、
ドッコイッ!笑わないわ、必要最低限の事しか話さないわ、社員には厳しい!
マジで新人社員からはビビられている人って言っていいほど『無表情王子』なの!だから社員の中でつけられたあだ名が『無表情王子』ってな訳。」
「へぇ~!でも、怖い人なの?」
「う~ん、皆は面接の時しか会わないってほど
社員とは会わないからね。実際はわかんない!でも、イケメンだしカッコいいのは確かよ!だから、琴葉がそんな人と会えるのは超~レアなのっ♪」
「そっかぁー!じゃぁ、ちょっと、頑張ってみよっ!」
「あったら、話してよ~♪内容を♪」「はいはい、わかりましたよ~」
でも、どんなひとだろう?きになり始めた琴葉だった。

