年下オトコと秘密の恋

「お~い、」



カーテンの向こうで、相変わらずの無愛想な声が聞こえてきた。



結局、試着せずにそのままTシャツを両手で掴んだまま
カーテンを開けて有の元へ、、、



「どう?そのTシャツ」



ピンクのTシャツを指差して問いかけてきた有に、
私は、小さく頷いて答えた。



「じゃあ、それ買おう!!」



買おう?いや、買えないよ…


だって、私、私…音楽ギフト券3千円分しか持ってないもん……