年下オトコと秘密の恋

ほんの少しかもしれないが、沈黙がやけに長く続くように思えた時…



「まっ…でも、元気そうで良かった…」


松川有は、一つ小さなため息をこぼしながら呟く。


「あ、まあ…、あ、ありがとう…」



私も聞こえるか聞こえないぐらいの声で呟いた。


チラッと松川有の表情を確認すると、
白い歯を見せ、照れてる様子だった。



「松川有、ホントにありがとう…ね」



もう一度、今度は顔を見ながら大きな声で言うと、



「バカ!!そんな大きい声出さなくても聞こえているよ!!」



私と松川有しか居ない個室なのに、
松川有は、キョロキョロと周りを確認して慌てだす、、、