年下オトコと秘密の恋

そんな私の前に、1人の男が現れた。


「ご飯を~!!」


私は、それに全く気付かずにまだダダをこねている。


「ププ、何を喚いてるの?」


少し低音の声が、私の耳に入ってきた。


「えっ?」


ジタバタしていた体を止め、
ゆっくり、瞳を開けた。


私が横になっていたベンチのすぐ前に、
半袖のカッターシャツに、紺のネクタイ、

背の高い、1人の男が笑みを浮かべ立っていた。