そしてもう少しで退社の時間というとき。 また早乙女さんがやってきた。 「一之瀬先輩。部長が広報部に来てくれって呼んでましたよ?」 何かまた媚を売られるのかと思えば、それは部長からの伝言。 部長の席を見れば確かにそこに部長はいなかった。 「わかった。ありがとう早乙女さん」 「いいえ」 何の用事だろうと思いながらも、彼女にお礼を言って上の階の広報部に向かった。