「本当に最低だよね−…」
「いまだにイジメてんのかな…」
「まじあいつありえねぇわ。」
「てか、幹部の数人とか優香ちゃんの弟に気に入られてるってどういうこと⁇」

ヒソヒソとみんなが話す声が聞こえる。
まるで、あたしを腫物のような目で見るみんなを横目に、あたしと優梨くんはスタスタと保健室に続く長い廊下を歩いている