「あたし…何も知らない!!何もしてないよ!?」

大声で叫ぶ。
怖い…怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…

次は何をされるのだろう。殴られるのかって…怖いよ。
ここに誠達が居なくてよかった…
ちょうどそう思った時

「永遠ちゃん‼︎」

優梨くんが入ってきた。

「永遠ちゃん、早く保健室行こう⁇誠君も、隼人君も…凛斗君も待ってる。」

あたしは優梨くんに言われた通り保健室に向かうことにした…
でも、優香達がそんなこと許してくれるわけがなかった

「待ってよぉ…うっ…衣装とかどうしてくれるのよぉ…文化祭出れないじゃない…っ‼︎」

大げさに膝から崩れ落ちる優香。
どうしよ…そのこと考えてなかった…あたしだって出たいけど…ここは衣装貸さなきゃ…なのかな…

「あ、それならここに予備があるよ。このサイズなら優香ちゃんも合うんじゃない⁇」

そう言って、クラスの女の子が優香に衣装を見せた。
そしたら、優香は一瞬顔を崩しながらも…

「そうだねぇっ…ぐすっ…ありがとぉ…」

なんて言いながら笑って見せてた。