「えーっと、長瀬永遠さんね。今日は、どうしたの?」

優しそうな女の先生が、微笑みながら、聞いてくれる。

「あ…友達と揉めて怪我をしてしまいました。あの、頭を少し打ってしまって…
それと…刃物が腕に刺さっちゃって…」

少し俯き気味に答えた。
すると、先生は優しく

「じゃあ、手当てするからそこのベッドに仰向けに寝てもらえるかな?」

と微笑んでくれた。