文化祭があと1日に迫ってきた今日。

なぜか屋上に呼び出されたあたし。

それも、華月の幹部…
凛斗から。
もちろん、心配だからって誠と隼人も居てくれてる。

凛斗、まだ来ないな…。
よし、今の間に2人に聞いちゃおっ!

「ねぇ、誠…隼人。
華月、戻らないの?あたしのせいみたいで…正直、そばに居てくれるのは嬉しいけど…辛いんだ。あたしが、皆の華月を壊したみたいで…。あたしも、姫だったから…華月は…誰一人欠けて欲しくなかったよ…」

俯き気味で、最後らへんは小さくなったけど……想いを伝えた。

「永遠。俺は、お前が戻らねぇなら俺も戻らねぇつもりだ。俺が永遠を信じたいから信じたんだ。お前は何も悪くねぇ。
お前は、何もやってないんだろ?」

あたしは、隼人の言葉に思わず泣きそうになった。
そしたら、誠が…

「俺も。隼人と同意見だ。今の華月は、嫌いなんだ。俺が華月を抜けたのは、優香のせいでも、雅のせいでも、もちろん永遠のせいでもない。俺の意思だ。だから、気にするな。」

なんて言うから…もう、凛斗が来る前に泣いちゃいそうになった。

____ガチャッ

屋上の扉が開いた。