誠からなんて珍しいな…
少し、気が引ける…。

でも、出なきゃ。

「もしもし…」

「あ、永遠…?起きてたか?」

「うん…起きてたよ。どうしたの?」

「いや…その、早く学校来いよ。
俺と、優梨と、隼人が守ってやるから。
凛斗も落ち着いたみてぇだし…な?」

「うん…気が向いたら、行くよ。
ありがとうね、誠。」

「おう。じゃあな。」

_____ツー ツー ツー

無機質な機械音が静かな部屋に響く。

誠に言われたから…午後から学校行こうかな。
午後からは、文化祭準備だけだろうし。

とりあえず、誠にメールいれとこ…。

『誠。今日、午後からは学校行くね。』

これでよし…
学校の準備しなきゃ…。