初恋は階段から始まった。



教室から出て、急いで階段を降りる。


もう!なんで理科室は1階なの!?


1年生は4階なのに!


急いでいて周りをよく見ていないで走っていたら…


どんっっ!


「きゃあっ!」


私は誰かとぶつかった。



「ごめんね!大丈夫?」


私がぶつかったのは3年生だったみたい。

でも…




「…かっこいい…っ」


その先輩がすごくかっこよくて、私は人生で初めて…


…恋、をした、みたい。


そのとき下の方から愛莉の声がした。


「雫ー?急いで!始まっちゃう!」


「あっごめん!先輩、すみませんでした!」


私は先輩に恥ずかしながらも頭を下げ、理科室へ急いだ。