(さて、どうしよう・・・・)


正直なところ、彼は姫を殺したくなかった


しかし、王妃の命令だ


従わないわけにはいかない


「・・・・・・・・あの世」


長いこと沈黙し、考えた末に言った言葉がこれだ


言ってしまってから後悔した


警戒させてどうする・・・・


こんなこと言ったら〝殺す〟と言っているのと同じだ


案の定、姫は目を見開き、僅かに怯えの色を見せている