と、そのとき


「きゃっ!」


そう言って姫が前のめりに倒れた


ギリギリで、咄嗟に伸ばした左腕で支えた


「姫。足下に気をつけて歩いてください。ただでさえ、なれていないのですから。」


「ごめんなさい。気をつけます。」


そう言って、姫は狩人から離れた 


服装を整え直し、口を開く


「そういえば、どこに向かっているのですか?」


狩人は答に詰まった


無理もない。


先程も言ったが、何も考えていなかったのだから・・・・