巳甘さんが長州藩と倒幕派とは何かと聞いてきた。
僕は説明が長くなったかもしれないけど巳甘さんに説明した。
「___ということです。」
「そうなんだ。あたしここにいても大丈夫だったの?」
「巳甘さんを巻き込むかもしれませんが僕は巳甘さんにいて欲しいです。」
僕は言ってから気づいた。
こんな事言ったら巳甘さんに勘付いてしまいます。
「…分かった。」
あ、どうやら巳甘さんは鈍感らしいです。
助かりました。
正直複雑ですが…
「僕が精一杯守りますから。」
「はい、お願いしますね。」
「えぇ。この命代えてでも守ると誓います。」
僕は真剣な眼差しで巳甘さんを見つめた。
「う、ん…。」
「では、約束です。」
僕は小指を差し出した。
巳甘さんは分からないわけだから、僕が巳甘さんの小指をとって絡めた。
「約束です。」
「うん…」
必ず巳甘さんを守って見せます。
貴女を傷付けたり死なせませんよ。