「そうですか。なるべく出るなら夜にしましょうですから午前中は、家の中にいて下さい。」
「い…え?」
「はい、ここは僕の家なんです。」
「初めて聞いたよ。」
「今日は一日中お話をしましょうか」
「話?」
「はい。僕の事教えて欲しいと昨日言ってたじゃないですか。」
「うん、言ってたよ。早く、教えてよ。」
「その前に朝餉食べましょうか。」
「あ…さげ?」
「朝ごはんの事ですよ。」
「?」
「食べる物です。少し待ってて下さい。
作ってきますから。」
そう言うと小五郎さんは何処かに言ってしまった。
残されたあたしは起きていたからだを倒した。
「なんだか…夢を見てるみたい。」
前までは生きるのが嫌で嫌で仕方がなくて感情すら失ったあたし。
でも今は生きたいと思い、失った感情が戻りつつある。
たった1日ちょっと過ごしただけなのにこれも氷雨と小五郎さんのおかげかな?
だったら感謝しないと…