「巳甘さん、着きましたよ。」 「……」 「巳甘さん?」 僕は返事のない巳甘さんをみると 「スー…スー…」 寝ていた。 「疲れましたよね?」 僕は荷物を置いて畳の上に巳甘さんを寝かした。 その上に布団をかける。 僕は巳甘さんの頭を撫でながら呟いた。 「…おやすみなさい。」 僕は巳甘さんの冷たい手をとってそっと口付けた。 優しく…