「は、裸なんですから羽織りで隠して下さい!」



そっかあたし何も着てないんだよね。


人間はあたしのことを凄く見てきた。


「なんですか…?」


「なんか貴女の肌おかしいですね…。」


人間はあたしに近づいてきた。


すると向こうの方から足音が沢山聞こえた。


「足音……沢山…来る。」


思わず声に出した。


人間は顔を歪めてあたしから離れた。


「…はぁ。もう行かないと」