「美味しい…!ジャリジャリって音がなる。…ん?」 突然巳甘さんが立ち止まった。 「どうしたんですか?」 僕も立ち止まる。 「足音…。昨日の夜と同じ音…が後ろから聞こえるの。」 昨夜と同じ足音…? 新撰組? 僕は後ろを向いた。 けど新撰組らしき団体はいなかった。 「何もいませんよ。」 「ううん、いるの。目隠し外して。」 僕は巳甘さんの目に巻いてある包帯をとった。 「これでいいですか?」 巳甘さんの顔を覗いた。 「うん。」 巳甘さんの赤い瞳がゆっくり見えてゆく。