「ふふ。ええな…。」


氷雨の笑う声が聞こえる。


これは、喜んでる…のかな?


「特別に巳甘を可愛くしよ!巳甘は色白やからな…。これと、これと…これや!」


「え?」


「これに着替えてや。」


あたしにたくさんのものを渡された。


「あたし…着たことないの。」


「嘘やー。そんな嘘、誤魔化されえへんで。」


「本当ですよ。」


どこからか小五郎さんの声が聞こえる。


「小五郎さん?」


「氷雨さん、これですか?」