ずっとずっと貴方の事を愛し続けます


あたしは振り向かずに走った。


「はぁ…はぁ…はぁ……」


走って走って走った。


気付いたら人がいないところまで来てた


あたしは近くに息を殺して隠れた。


幸いにもあの男たちの足音はない。


聞こえるのは風の音だけ。


そろそろいいかな…


あたしは立ち上がってあたりを見回した。


だ、誰もいない…


早く家に帰らなくちゃ…


あたしは来た道を帰ろうとした。


「急がなきゃ…」


あたしは再び町の中へと戻った。








「ふぅ…沢山走ったから暑いな。」


あたしは傘を差し金平糖を口に含みながら家へと向かっていた。


ふとあたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。


あたしは立ち止まった。


よく耳を澄ましてみる。


何度も何度もあたしの名前を呼ぶ。


この声は毎日聞いてた声だ。


「小五郎さん。」


そう、あたしを呼ぶ声は小五郎さんの声だ。


間違える筈がない。


あたしも小五郎さんの名前を呼びながら声のする方へと急いだ。


何故だか嫌な予感がしてきた。


だんだんと少なくなる人の数。


小五郎さんの声が近くなる。


あたしの名前はもう呼んでないけど何かを話してる。


「小五郎さん…!」


あたしは走りやすいように傘を閉じて走った。


眩しい太陽の光が肌に当たる。


熱くて熱くて火傷したみたいに肌が痛い


けどあたしはそんな事より小五郎さんの方へと向かった。