沖田さんの顔は赤く染まっていて目が泳いでた。
「どうしたの?風邪?」
あたしはおでことおでこをくっつけた。
…余計に沖田さんは赤くなった。
「あわわっ!沖田さん、しっかりして!ど、どうしよう…!あ、そうだ原田さん呼ぼう。原田さーーん!!!」
あたしは思いっきり叫んだ。
原田さんとは少し仲良くなった。
いつも暇してると言って沖田さんがいない時はいつもいてくれた…というより沖田さんの代わりにあたしを監視してただけなんだけどね。
「ど、どうしたんだ?!」
ガラッと勢いよく襖が開けられて原田さんが慌てて入ってきた。
「沖田さんの顔が赤いの!風邪かもしれない!」
「あー…。巳甘、総司は風邪なんかじゃねえぞ。あれは____」
「原田さん、それ以上言ったら殺すよ?」
沖田さんは原田さんの言葉を笑顔でそう言って遮った。
原田さんは一瞬止まった。
「…お、俺は戻るな。総司は大丈夫そうだし……」
原田さんは逃げるように部屋から出て行った。
「行っちゃった…」
「巳甘さんも顔が赤くなったくらいで原田さんを呼ばないで。大丈夫だから。」
沖田さんは開けっ放しになってた襖を閉めながら言った。



