「美味しい。」
「よかっ……ゴホゴホ!」
突然沖田さんが咳をした。
とても苦しそうな。
あたしは背中をさすってあげる。
時折、ヒュゥヒュゥと聞こえる呼吸をする。
「カハッ…」
沖田さんが血を吐いた。
もしかして沖田さんも……労咳?
「沖田さん。労咳でしょ?」
「みんなには内緒ですよ。」
「どうせばれて死ぬんだからおとなしくみんなに報告してよ?」
「顔に似合わず冷たいこと言うね。」
「だって労咳は不治の病だから…。」
そう晋作さんが、教えてくれた。
笑ながら無理していっつも言ってた。
「巳甘さんは労咳について知ってるの?」
「少しね。咳をしたら血を吐く…でしょ?それに安静にしないとどんどん悪化して行くの。」
晋作さんは横にならずいつも座っていた
それに奇兵隊の上司ということもあっていつも動き回っていた。
その結果晋作さんは死んでしまった
医者にも動くことを止められてたのに。



