「話がしたいの?」
「うん。」
「だったら教えてよ。普段何してるか。」
「普段…?」
「うん。」
普段か…
何してるだろ。
「朝起きてご飯作って、小五郎さん起こして。それから2人で食べて…
そのあと小五郎さんのお仕事の手伝いしたり
小五郎さんにお茶いれたり
小五郎さんと出かけたり
小五郎さんが作ったご飯食べたり
小五郎さんと一緒にお昼寝したり、
小五郎さんの_____」
「巳甘さん、これは惚気なの?」
「いひゃい…」
沖田さんに話を遮られた挙句頬をつねられた。
痛くて涙が出てきそう。
「桂の事ばっかり。」
沖田さんが離してくれたからあたしは頬をさすった。
絶対頬赤くなってる…痛いもん。
「惚気じゃないよ。普段なんだから。」
「ふーん。至って普通。まず、僕ら血眼になって桂を探してるのに…何?普通の生活してるよね?」
そういえば…
小五郎さんの仕事は大抵書類とか、話し合いだよね…
対してそんなに忙しいわけでもないし
遅い時で日が少し沈んだ頃に帰ってくる。
…言われてみれば普通の生活だね。