「小五郎さん!」
僕はもう駄目だと思い目を瞑った。
グサッ
あゝ僕死んでしまう…
痛い痛い痛……くない。
なんでですか?
いくらたっても痛みはこなかった。
確かに今刺さった音がした。
龍馬さんが「巳甘!」と、必死に呼んでいる。
僕は恐る恐る目を開けた。
僕の目の前にいたのは僕に向かってきた浪士の刀が巳甘さんの心臓辺りに刺さってた。
「こ……ごろ………うさん。」
ドサ
巳甘さんは倒れた。
僕は慌てて仰向けにする。
「巳甘さん!」
巳甘さんは口から血を少し吐いてた。
そして心臓あたりが血で真っ赤だった。
「巳甘さん!巳甘さん‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎⁈」
呼んでも呼んでも返事がない。
巳甘さん!
「…!……ぃ!おい!!!起きちょるか!」
「…ぅ。……。」
バシン
頭に痛みが走った。
「起きんかぇ!小五郎!」
「……っは!」
「おわっ!びっくりしたき……。」
僕の目の前には焦ってる龍馬さん。
あたりは明るく見慣れた部屋。



