「笑っていたの…?ふふ。いつぶりかな…。笑ったの。」


そう言って笑う貴女は触ったら壊れそうな笑顔だった。


もっと貴女のことを知りたい。


「僕は桂小五郎と申します。小五郎と呼んでくれたら嬉しいです。」


「こ、小五郎さん…。」


恥ずかしそうに僕の名前を言う貴女を思わず抱き締めたい衝動にかけられた。


「はい。えっと…、貴女の名前は?」


僕はぐっとこの衝動を我慢して訪ねた。


「名前…?あたしに名前なんてないよ。」


「え?」


「あたしねこんな姿だから、親に捨てられたの…。だから、名前なんてない。」


そう言う貴女の目はとても悲しそうでした。


「では、僕が考えます。」


僕は悩んだ。


蛇は巳とも言いますし…


折角ですし、その文字も取り入れましょう。