ここに来て何日か日がたった。


日光は苦手っていうと沖田さんはあたしを押し入れというところにいれてくれた


押し入れっていうところは暗くて冷たくてまるで森の時にいたみたい。


森に住んでた時は夜はとても暗くて冬はとても冷たかった。


「暗い……。」


暗いところは慣れてて嫌なことはない筈なのに暗い所は嫌だ。


それに騒がしいのはあまり好きな方ではない。


あたしは耳がいいから、ここにいる人たちの会話なんてうるさいくらいに聞こえる。


騒がしいのも不思議と嫌じゃない。


寧ろ好き。


前もみんなで騒い…で……た。


ズキン


ーー『姉御ー!』


『あ、ずりいよお前!姉御大丈夫ですか?』


『ま、まって、なんであたし姉御なわけ?』


『姉御が綺麗だからですよ!』


な、何これ。


たくさんの人間の男がいる。


真ん中には……あたし?


人間の男たちはあたしを囲むように話してた。


「こ…れは……な、なに?」


思い出せば思い出すほど頭は痛くなる。


あたしは目を強く瞑り頭を左右に振った