次の日の夜


僕らはもう一度話をつけるために島原へと来た。


「また、うちを脅しに来たんどす?」


「違いますよ。話をしに来たんです。」


「なら、ええけど。取り敢えず座敷上がってもろうてもええどす?」


僕らは用意された座敷に入った。


「どしたんどす?はよぅ、座わら___」


パシンッ


僕は言い終わる前に平打ちをした。


「い…いきなり何すんのや!」


幾松さんは頬抑えながら僕をにらんだ。


「何をする?…こっちの台詞ですよそれは。」


「ほんまのことを言わんか!」