嫌だ。


考えたくもない。


「おい!聞いてんのか?」


「聞いてるよ。寧ろあたしが聞きたい。ここは?あなたは?」


「ここは西本願寺という寺だよ。あ、僕は沖田総司」


あたしに近づいてくる沖田さん…という人間。


「西本願寺…?何それ。」


「寺の名前だ。」


険しい顔の人間が答える。


「へぇ。あとは__」


「待って僕たちからも質問するよ。」


沖田さんがあたしの言葉を遮って言った


「質問?何の?」


「まず一つ、君は倒幕派だよね?」


沖田さんがそう言ったら残りの2人は真剣な表情となった。


とうばくは…?


何の話かよくわからない。


「何それ。意味が分からない。」


「だったら、君は一体何者?目は赤いし。」


「あたしは蛇よ。」


「蛇なはずあるわけないだろ!?真面目に答えろ!」


「あたしの腕とか身体中には鱗がつい…て……る。何この変なの。」


あたしは自分の体をみたら変なのがあたしの身体にくっついてた。


動きづらい。


ーシャラン


しかも頭動かすたんびに頭の上がうるさい。


何が頭についてるの?