僕は食べ終わって部屋に向かう。


「総司、どこへ行く。」


途中一君と会った。


一君は先月伊東さんと脱隊したと聞いたけど、本当は間者として伊東さんを探って居たんだとか。


今は3番隊組長として戻って来ているが一君は一応脱隊した身。


一君をよく思わない人だってちらほらといる。



僕はそう思わないけど。



「自分の部屋だけど?」


「土方さんから聞いた。女がいるそうだな。」


「まあね。多分桂の女だよ。見てく?」


「あぁ。」


「起きてるか分からないけど。」


「どうしたんだ?」


「頭怪我してて目を覚まさないんだよね。」


そうこう話してるうちに部屋についた。


ガラ


「まだ、起きてない…」


僕たちは女の横に座った。


「この女が桂のか?」


「多分ね。」