けど一刻もたっているのに中々帰ってこない。


「この時間に開いてる店は確か遠かったような気がします。」


僕はもう少しだけ待って見た。





「…っは。寝てしまいましたか。」


僕はいつの間にか寝てしまってた。


寝ててかなりたっていますから巳甘さんだって帰って来てるはずです。


僕は家中探したけどいなかった。


外は大分明るくて人が多くなってきている。


今は昼くらいですかね。


「きっとまだ遠いんでしょう。巳甘さんには悪いですけど先に食べてましょうか。」


僕は冷めたおむすびと冷や奴を食べた。


巳甘さんの分であろうおむすびと冷や奴は残しておいて。


食べた後僕は書き仕事をしていた。


高杉が死んだ分僕が頑張らないと。


けど帰りの遅い巳甘さんの事で頭が一杯で集中出来なかった。


「もしかしたらお龍さんのところにいるかもしれません。」


僕は急いで出る支度をして家を出た。


寺田屋についてお龍さんを訪ねた。


「お龍さん!巳甘さん、来てませんか?!」


「わわっ!なんやいきなり。」


「巳甘さんが味噌を買いに行ったきり帰ってこなくてもしかしたらお龍さんのところにいるのかなと。」


「うちは知らんで。巳甘はいつから行ったんや?」


「僕が起きる前だと思います。」


「それはやばいぜよ。最近新撰組がやけに活発に市中見廻りをしちょる。」


僕は急いで京の町へと言った。


「龍馬どうすんや?」


「わしらは顔がばれちょるから下手に動けんやき。」


「地味地に探さへんと駄目やな。」


「じゃな。」