後ろから声がした。


あたしは立ち止まって後ろを振り向いた。


「誰?」


あたしは目が片目出てることを忘れて振り向いた。


後ろにいたのは男三人組。


それも前に島原の時の。


男達はあたしを見るなり


「うわっ!こいつ目が赤いぞ!」


「気持ち悪りぃな…」


「人間じゃねぇな。」


あ、忘れてたよ。


目を隠すの。


「何の用?」


「幾松ちゃんにお前を徹底的に襲って…って言われたんだぜ?」


え?


に、逃げなきゃ。


でも身体が思ったように動かない。


小五郎さん助けて…


「まぁ、化け物だったのは思ってなかったがな。」


「まあ、顔がいいしいいかな…」


「や、やめて!」


あたしは風呂敷を投げつけた。


投げつけた風呂敷は地面に落ちた。


「おっと。今回は邪魔が入らないからな。」


「離してよ!」


あたしは両手を拘束されて動けない。


「煩いから黙ろうか…」


「…モゴモゴっ!」


あたしは口を塞がれた。


そのまま裏路地へと連れ込まれた。


あたしは精一杯抵抗した。


「ってな!」


ドンッ


「いっ……た。」


「いくら女だからって手をあげないわけじゃないからな。」


突き飛ばされたから口を塞がれなくなったし手も自由になった。


あたしは精一杯叫んだ


「誰かぁぁぁーー!助けてぇ‼︎‼︎」


ガンッ


頭を強く殴られた。


「うるせぇな。黙っとけ!」


目が霞む…


頭が凄い響く。


意識が朦朧とする。


ふと小五郎さんが昔言ってたことを思い出した。