「あーあ。見捨てられちゃったね。」
「嫌…来ないで……」
息遣いの荒い声がだんだん近づいてくる。
『何かあったら叫べよ。』
そう晋作さんが言ったのを思い出した。
あたしは叫んだ。
「誰か助けてーーー‼︎‼︎‼︎…むぐっ。」
「この女ぁ…静かにしろ。」
男に手と口と足を抑えられてしまった。
「綺麗な肌だね。」
男があたしの着物を脱がそうとした時
ガラ
「てめぇら、何してるんだぁ?」
1人の男の声が聞こえた。
「誰だ?」
あたしの着物を脱がそうとした男の手が止まる。
「新撰組副長…といえば分かるか?」
男達はあたしをほっといて逃げて行った
「ッチ。おい、大丈夫か?」
「…だ…いじょ……ぶ…」
「大丈夫じゃねぇだろ。手が震えてるぞ。」
「手なんか震えてない…。」
嘘。
本当は自分でも振るえてるのは分かる。
けど強がってないと今にも崩れ落ちそうなくらい。



