「「あっ…」」


龍馬さんと高杉さんがあたしの目を見るなり驚いていた。


「えっと…。小五郎さん、どうしましょ…」


「全部話ましょうか…」


あたしはみんなに話すことになった。


あたしには親がいないこと


200年も生きていること


小五郎さんに拾われて今は一緒に暮らして要ること。


それと


あたしが蛇だということ。


「…って事です。」


「蛇ですか…調べてみる甲斐がありますね」


「蛇か、ますます気にいった。」


「そうか。」


上から伊東さん、西郷さん、高杉さん。


「おまんらは一緒に住んどるんが?」


…龍馬さんは1人だけ外れてました。


「えぇ。そうですよ。」


「まさか…」


「してませんよ。龍馬さんみたいに常に発情してませんから。」


「酷いぜよ…なぁ、巳甘!」


「あたし?えっと…、あたしも発情くらいしますけど…」


しん…


あたしが言うとみんなが静かになった。


なんか言ったらいけないこと言った…?


でも、動物だって発情期くらいくるから…


「あの…」


「ガハハハハ!」


龍馬さんが笑い出した。


龍馬さんに連れられて皆も笑い出した。


「え?」


「あー…。こんなに笑ったのいつぶりじゃろ。巳甘、おまんはまっこと面白い女子じゃきに!」


「わわっ!」


頭を勢いよく撫でられた。


龍馬さん、あたしの隣にいるからね。


因みにみんなで円を描くように座っていてなぜかあたしの隣には龍馬さんと高杉さんがいるの。


小五郎さんは高杉さんの隣にいる。


「りょ、龍馬さん!折角小五郎さんが結んでくれたのに…」


「大丈夫じゃきに。晋作がそういう事得意きに。女々しいから、晋作は。」


「女々しいって…」


「晋作は三味線がそこらの女子より上手いんじゃ。」


「だからって…。ったく、ほら巳甘後ろ向け結ってやる。」