その箱を一から受け取り、くるりと俺らの方を向いた



空「…好きなのとっていい。」



そういって箱を前に出した



…好きなのって、ありすぎだろ?



箱には200ほどのカードがあった



一つ一つに番号が書いてある



海「…空は何処なんだ?」



なるべく近くの方がいい



空「………さぁ?」



はぐらかされた



…別に教えてくれてもよくね?



琳歌「…みんな取らないの?

じゃあ私から〜!
んー、これっ!!」



俺の後ろから顔を覗かせた琳がひょいっとカードをとった



空「…444号室。」



琳歌「それってどこ?」



444号室って…



ここ、何階まであんだよ?



そんな俺の気持ちがわかったのか、空が説明する



空「……45階建て。
下から5階は店とかレストランとかがある
6階からは全部ホテルで5つずつ部屋がある


…琳の部屋は44階の4号室
因みに最上階は俺だから」



へぇ、45階建てか。



んじゃ俺も琳と同じ44階にするか