そりゃあもちろん、



向日葵「知らない。だからこそ他言無用だろ」



バレたら元も子もない



全て失敗するから。



あいつらは知らなくていいんだ



雷「…じゃあ虹羽組ってのは、、」



向日葵「…俺は組長代理だっつったろ?
お前らはわかってるはずだ」



虹羽組ってのも。



俺が"あの人"と知り合いってことも



京「でもなんでお前が、?
跡継ぎなら希輝だって都兎だっているだろ??

それなのに他人のお前が……」



なんで"他人"が人の組を動かしてるんだって?



そんなの一つしかねぇだろ



向日葵「組長とお嬢に頼まれたから。
それじゃダメか?」



ただそれだけだ



雷「組長とお嬢って……
トモと姫星さんのことかよ?」



智軌(トモキ)さんと姫星(キララ)さん、ねぇ…



向日葵「そうだけど?

…希輝と都兎は組があることも知らないんだ
組長とお嬢がそう育てたから。


だから代わりに俺がやってる。それだけだ」



組長とお嬢…智軌さんと姫星さんは普通の道に進んで欲しいと願ったからこそ、2人には組のことを話さなかった



継いでくれとも言わなかった



だからその代わりに俺がやってるだけなんだ



"希輝と都兎の代わり"に。