生成りのダブルガーゼのシャツにジーパン。 夏でも薄着は嫌いだ。 携帯と財布をポケットに入れる。 玄関の戸を開けるとむわっとした熱気が玄関に押し寄せる。 待ち合わせの場所へ歩いて向かう。 ふと目の前を見ると、 黄色の浴衣を着た小さな女の子と父親と母親が、仲睦まじく歩いている。 亜希も薄黄色の浴衣だった。 亜希の笑顔が浮かんで消えた。 胸が痛む。