太陽がサンサンと、というより、 ジリジリと照りつける朝。 いつも通り、亜希と共に校門をくぐった。 その時、 『本山君!』 明るくて可愛らしい声が、後ろから僕を呼んだ。 振り返ると、 「金山さん。 おはよう。」 『おはよう! 私もご一緒していいかな?』 そう言いながら駆け寄ってくる。