亜希の腕を掴む。 驚いて顔を上げる亜希と、視線が絡まる。 ーーダメだ、抑えろ。 脳内に警報が鳴る。 とっさに腕を離し、 背を向け、窓の方へ歩き出す。 「何言ってるの、亜希。 あれはラブレターじゃないよ。 渉を呼び出したいから、協力してくれっていう内容だった。」 緊張で少し早口になる。