その言葉に驚き、金山さんを見る。 『変な事言ってるよね? ごめんなさい…。』 金山さんも驚いたのか、焦ったように続けた。 「そんな事ないよ。 ありがとう。」 この子は、僕と似ている。 『お話は…以上です! じゃあ、あたしはそろそろ行くね!』 明るく太陽のように笑い、腰を上げた。 彼女の小さな背中を黙って見送る。 夏の空。 夏の匂いとは裏腹に、涼しい風が吹いている。