家族同士仲が良く、 家が近かったこともあり、亜希を探す時は二家族総出。 でも亜希を一番に見つけるのは、だいたい僕だった。 その日もおばさんから電話があり、亜希を捜索していた。 僕は、駆け出した。 外は今にも雨が降り出しそうな曇り空。 見つけてもらえる場所は、 屋根があるところ。 小学生の僕には容易いクイズだった。 「あき? ここにいたの?みんなさがしてるよ。」 家を飛び出した亜希を、小学校の玄関先で見つけた。 休みの学校はやけに物寂しく、 土砂降りの雨がそれを増幅させていた。