課長さんはイジワル2

戸惑い気味に私の体を愛撫する課長の手が止まる。

汗ばむ彼の頬に手を添えてコクンと頷く。


「愛……」


彷徨った時間が

行き先を失って絶望に打ちひしがれた日々が


課長の腕の中で結ばれていく。


やがて、迸る想いのままに

深く強くお互いを求めて

私たちは変わらない愛を確認し合う。


何度も


何度も


果てては


それでも諦めきれなかった


お互いのぬくもりに還っていく……


今度は……

これからは、私が課長を抱き締めるの。


そして、もう一度ここから二人で一緒に歩きだすんだ。





課長は小さく吐息を吐くと、私の隣にどさっと体を落とし、肩で息をしながら髪を掻き上げる。


そんな仕草も愛おしくてじっと見ている私の鼻先を、「そんなに見るなよ」と人差し指で優しく弾く。


「ずっとドイツにいたの?」

「ああ。5年前から」