「すごい決断だね」
「そうかな?でも、俺たち、固まるにはまだまだ早いって、そう思わない?
見てよ、この楽譜たち。
NORIさんの遺したメッセージたちだよ。
音楽を愛する人間でこいつらを世に出したいと思わないヤツなんていないよ。
それに、俺がやらなければ、NORIさんの稀有な才能は日の目を見ないで埋れてしまう……。
NORIさんは今も生きて夢に向かって走ってるんだ。
だから、生きてる俺が頑張って伝えていかないと」
私は不思議な思いで、高揚している安田の顔を覗き込む。
安田って……
こんな顔、してたっけ?
「俺さ、この曲たちを杉原さんが踊りやすいようにアレンジするから、踊ってよ。
見てみたいんだ、杉原さんの踊り」
「私の……?」
「うん。佐久間課長も言ってた。
『愛の踊りは本当にすごかった』って。
『今でも、目に焼きついて離れない。
もう一度、躍らせてあげたいと思ってる』って」
「課長がそんなこと……」
知らなかった。
たった一度、由紀ねぇの披露宴で踊った6年も前のダンス。
課長はそんな想いを抱いて、手術を勧めてくれていたんだ。
「そうかな?でも、俺たち、固まるにはまだまだ早いって、そう思わない?
見てよ、この楽譜たち。
NORIさんの遺したメッセージたちだよ。
音楽を愛する人間でこいつらを世に出したいと思わないヤツなんていないよ。
それに、俺がやらなければ、NORIさんの稀有な才能は日の目を見ないで埋れてしまう……。
NORIさんは今も生きて夢に向かって走ってるんだ。
だから、生きてる俺が頑張って伝えていかないと」
私は不思議な思いで、高揚している安田の顔を覗き込む。
安田って……
こんな顔、してたっけ?
「俺さ、この曲たちを杉原さんが踊りやすいようにアレンジするから、踊ってよ。
見てみたいんだ、杉原さんの踊り」
「私の……?」
「うん。佐久間課長も言ってた。
『愛の踊りは本当にすごかった』って。
『今でも、目に焼きついて離れない。
もう一度、躍らせてあげたいと思ってる』って」
「課長がそんなこと……」
知らなかった。
たった一度、由紀ねぇの披露宴で踊った6年も前のダンス。
課長はそんな想いを抱いて、手術を勧めてくれていたんだ。

