「巧さん……ありがとうございます」

「落ち着け。お前が焦ると、大概、ロクなことが起こらん。

お腹の子に何かあったらどうする?」


抱きとめながら、奥田さんがチュッと由紀ねぇのおでこにキスを落とす。


「ん……。ごめんなさい……」


由紀ねぇがおでこを押さえながら、ポッとなる。





見つめ合う二人だけの世界……


10秒経過、20秒経過、30秒……。





かぁちゃん「・・・・・・」

とぉちゃん「・・・・・・」



私、課長、以下、省略。